「会社は社員みんなのもの」という価値観

 

代表取締役 井手口 博登

代表取締役 井手口 博登

会社であげた収益は社員全員のもの。私はそう思っています。黒字が出れば給与やボーナスとは別に、決算賞与として営業利益の1/3を全社員に分配しています。

新東電算は、きっとあなたも目にしたことがあるような、放送局の装置やシステム、病院で使われるCTスキャンやMRIの画像処理システムに携わっています。あるいは、あなたが大好きなスマートフォンの基地局などにも。

決して大企業とは言えない新東電算が、誰もが知っている大手優良企業の、重要なプロジェクトを任されているのはなぜか? それは、これまでに、優秀な社員が良い仕事をしてきたことで、絶大な信頼を得ているからです。

優秀な人が中小企業である新東電算を選んで入社する理由は、若いうちからそうしたやりがいのある重要な仕事に携わることができるから。さらに経営陣が、社員を、特に現場のプロジェクトリーダーやプログラマーを大切にしているからだと考えています。

 

無借金経営。営業社員は0!

 

クライアントと信頼関係があれば仕事はついてくるものです。当社の開発プロジェクトチームは、開発が終わる頃になるとクライアントから別の開発を持ちかけられることもしばしば。「ちょっと待った! まだ解散しないでくれ!」って。

社員を大切にするから、良い社員が入社してくれて、やりがいがあって働きやすいから簡単には退職しない。スタッフが優秀だから、クライアントの満足を得て、次の仕事の発注につながる。この好循環こそが、新東電算の強みなのです。と考えると、会社が社員を大切にするのは、当たり前とも言えるのかもしれません。

良い仕事が、良い評判を生み、次の仕事につながる。その「好循環」のおかげで新東電算には営業スタッフがいません。必要がないのです。

さらに、良いクライアントとばかり取引をしているから、当社には借金がありません。自社ビルも自己資金で建設し、「全国優良法人ランキング」の上位に名を連ねています。

 

NHKとの共同開発や、飛躍するメディカル(医療)分野での活躍。次に目指すものは……?

 

ミーティング風景

ミーティング風景

NHKとの共同開発により、さまざまなシステムを構築しており、すでに4件の特許を取得しています。たとえばNHKニュースサイトにおいても、新東電算の技術が採用されており、近年ではその技術により、各地方局のニュースサイトでニュース動画が見られるようになりました。

また、メディカル分野ではCTスキャンやMRI装置、PET装置の開発や、遠隔読影システムにいたるまで、幅広く手がけています。

これまでクライアントと共に、長い時間をかけて培ってきた技術力やノウハウを、今後は新東電算オリジナルの製品やサービス作りに活かしていきたい。それを担うのが、これから入社してきてくれる、若いみなさんです。

 

自分の可能性を狭めることなく、どん欲であって欲しい。

 

新東電算はプログラマー集団。まだまだ男性の比率が高いシステム開発業界ですが、当社は女性も積極的に採用しています。文系でプログラミングの知識が皆無の方でも、丁寧な研修制度があるから問題ありません。

社員の紹介で入社したいわゆるリファラル採用のスタッフがいます。実は、紹介してくれたのは当社で働くお父さんで、息子さんが入社してくれました。他にも社内で結婚し、そのまま夫婦で働いている人もいます。自分の家族にも勧められる、結婚しても働き続けられる、そういう家族的な会社である自負があります。

ただ、新東電算の社員には「どん欲であって欲しい」と思います。たとえば「関わる業界、分野の技術水準を自分の手で変えるような仕事をしたい」とか、「自分がプロジェクトや会社を牽引して行くんだ」といった意気込み。最初は技術が追いつかないかもしれない。それでも、そんな気持ちを大切にして、可能性を限定しないで欲しいと思います。

現在のスタッフは、技術屋として非常に高いスキルを持つ人もいれば、積極的に顧客折衝のセンスに長けた人もいる。手を上げれば開発から顧客対応まで幅広く関わっていける。幅広い可能性の中で、自分を高めながらチャレンジしていくことができる文化があります。

代表取締役 井手口 博登